金属にいろいろな技法を用いて加飾を施す技術のことを指します。
主に金や銀、銅、真鍮等の金属を用いて、装飾品や工芸品等を製作します。
彫金の技法には、打ち出し、象嵌、彫り等があり、各々に適した鏨(たがね)を作り使用します。
また、彫金家は、素材の特性を理解し、緻密な技術力を持ち、
創造性に富んだデザイン力を持っていることが求められます。
「刀剣の「柄頭」や 「目貫」 に使用された金属加工技術のうち特に細密な彫金技術が趣のある「釘隠し」 や、 粋を凝らした女性用の帯留、
男性用の煙草入れや財布の付具等にも転用され泰平の江戸時代後期に流行したものです。
現代でも 日本独自の伝統文化工芸品として評価は高く帯留
ブローチ・額装などの装飾品に姿を変えて生活の潤いを担っています。
南部鋳物鉄器に代表される鋳金技術、金属を叩き鍛えて伸ばす鍛金技術、
金属に彫刻を入れたり象嵌する彫金技術、 これらの総称が金工です。
the previous
アーカイブ
〒413-0015
静岡県熱海市中央町12−27
TEL:0557-82-0265
ストリートギャラリー
Copyright (C) ATAMI ART EXPO All Rights Reserved.